村松千裕選手 2017年7月 活動報告

今月は、フランスのDenain $25,000、ドイツのHorb $25,000、トルコのIstanbul $15,000のクレーコート3大会に出場しました。 フランスは先月から3大会続けて出場していて、その最後の大会でした。前の2週は予選からでしたが、今回のDenainは本戦に直接入れることになりました。前の2週の試合では自分が思うようなプレーはなかなかできず、噛み合わないことが多かったのですが、逆に3週目は無心で戦うことができて、やりたいプレーを1番出すことができました。それに結果もついてきて、シングルスでは本戦ベスト8まで勝ち残り、この3週の中で1番良い結果を残すことができました。練習をしていてもすぐに上手くはいかず、結果もすぐついてくるものではなく辛かったですが、毎回の試合での反省を少しずつ改善しようとトライし続け、積み重ねていけば、何か大事なことに気づいたり、噛み合ったと思える時が来るのだと感じました。 自信を持ってプレーできることで、その日の試合を100パーセントやりきったと思える試合ができたり、負けても楽しかったと感じられる試合ができるのだなと思いました。

muramatsu_1707_01.jpg

フランスの試合が終わり、2週間は練習をし、ドイツの試合に臨みました。大会が開催されたHorbという町は、田舎でしたが、とても気持ちの良いところでした。大会はレベルが高く、また予選からの出場になりました。 フランスで良いプレーができたイメージはとてもあったのですが、またその週から、元に戻ってしまった部分があって、自信を持って戦うことができませんでした。その結果、予選を勝ちあがることはできず、とても悔しい思いをしました。意識を高く持ち続けて、良いテニスをやり続けることの難しさを改めて感じました。 また、どんな状況でもぶれずにやると決めたことをやる意思の強さが足りないとも思いました。早く負けてしまったので、会場に残り、大会に出ている選手と沢山練習しました。

muramatsu_1707_02.jpg

トルコは$15,000の大会だったので、優勝を目標に臨みましたが、あまり調子が上がらない中で、プレーを自分自身で引き上げることができず、シングルスは本戦ベスト8で終わってしまいました。 少し崩れたとしても、立て直して勝っていける土台をしっかりと作り、調子の波を減らすことが、今の自分には必要なことだと改めて感じました。また長期の遠征の最後で、身体もメンタルもいつも以上に疲れを感じたので、テニス以外のことも含めて、もっとタフにならないといけないと強く思いました。ダブルスはトルコの選手と組み、準優勝することができました。 今回、ヨーロッパのクレーコートで2ヶ月間、練習そして試合で戦って、今後に生きる貴重な経験をすることができました。シングルスに関しては満足のいく試合をほとんど出すことが出来ず、悔しい思いをしましたが、ダブルスでは結果的にもプレー内容でも、以前より成長できたと感じられる試合が沢山できたのはこの遠征の収穫でした。ダブルスでの経験をシングルスにも生かしていけるように、今後も頑張りたいと思います。 8月は日本に戻り、少し休養をとった後、練習を再開し、日本での$25,000の大会に出場予定です。

村松 千裕

muramatsu_1707_03.jpg