村松選手 2017年11月 活動報告

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11月は、安藤証券(東京)$100,000、トヨタ(愛知)$60,000+H、トルコ$15,000 2大会の計4大会に出場しました。結果は、安藤証券がシングルス本戦1回戦敗退、トヨタはシングルス予選決勝敗退、トルコは2大会ともシングルス本戦2回戦、ダブルスは優勝とベスト8でした。

プロサーキットで、シングルス、ダブルス合わせて、これまでに準優勝は5回ありましたが、優勝はなかったので、トルコでダブルス初優勝できたことは本当に嬉しく、今後に繋がる大きな1勝になったと思いました。パートナーは、夏のトルコのイスタンブール$15,000で準優勝した時の選手だったので、とても組みやすく、ダブルスを通じてレベルアップできたと感じられました。

今年の安藤証券は、$100,000の試合としては、出場選手の本戦カットラインランキングが高くなく、幸運にも本戦から出場することができました。これはとても珍しいことだったので、より頑張ろうという気持ちが強くなりました。しかしながら、結果は1回戦敗退で、あと1歩取り切れないところは、とても悔しかったですが、今までに試したことのないプレーをして、それが通用する部分も新しく分かったので、次に繋がる試合はできたとも思いました。それと同時に、チャンスを生かすためには、しっかりとした自信をもってプレーできる実力をつけなければいけないと強く感じました。

トヨタは、10年目の区切りで、今年が最後の開催になる大会でした。サーフェスが体育館の板張りの様で、とても球足が速く、プレーするのは難しかったのですが、全てのコートが建物の中にあり、寒さや風を気にすることなくプレーできたので、そこは選手にとって最適な環境だと感じました。しかしながら、予選の決勝は、自分をプッシュできず、気持ちが試合に入り込めないまま終わってしまい、自分自身がどうなっていたのかよくわかりませんでした。こういう日もあるということを受け入れた中で、その場合の対処をすぐにしていける適応力が必要だと感じました。

トルコの試合は、アンタルヤという場所で開催されました。アンタルヤは年中休みなしで、ほぼずっとITFのプロサーキットが開催されています。ホテルの敷地内のコートが会場となっていたので、コートとの行き来がとても楽でした。ご飯も3食ともにホテルのレストランでとることが出来、それを含めての滞在費用は、普通のホテルの宿泊代のみとほとんど変わらず、加えて、併設されているジムやスパも自由に使うことが出来ました。練習、トレーニングをしながら、試合をやっていくには、本当に環境が整っている素晴らしいところだと、今まで行った場所の中で1番に感じました。

私は出場選手の中のランキングは上の方で、シングルスは優勝を目標にしていましたが、そこにはほど遠い結果になってしまいました。ヨーロッパでしかもクレーコートで勝つには、しっかりとした実力をつけることが必要だと改めて感じました。自分の中では、夏にクレーコートで試合や練習をして、しっかりと経験はできたと思っていましたが、まだまだクレーでの試合経験は少ないと実感しました。ボールの質の基本レベルを上げる意識がまだまだ不十分だと再認識したので、次はまた、もう1段階ステップアップした反省ができるように、また同じ反省をすることがないように、その部分を早く克服する努力をしたいと強く感じました。今回は試合期間中でも、トレーニングや練習を、いつもより多くやるようにトライしましたが、この先の上のステージで戦えるようにするためには、疲れていてもやるという覚悟と、自分が目指しているところに到達するために必要な取り組みを常に頭に入れて、ぶらさずにそれをやり続けることが大切だと感じました。

12月はまずオフをしっかりとり、その後、年末のグラムスリー様主催の沖縄合宿や練習で、来年に向けての新たな課題に取り組みたいと思っています。

村松 千裕

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