村松千裕選手 2018年4月 活動報告

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4月は、柏、大阪の25000ドルの2大会に出場しました。柏は、シングルス本戦2回戦、大阪はシングルス予選決勝、ダブルス2回戦という結果でした。

柏は地元開催で、練習場所でもあるクラブ(吉田記念テニス研修センター)での大会でした。ジュニア時代は毎日練習していた場所なので、自分の中でここで結果を残したいという気持ちもあり、思い入れは強かったです。昨年は、緊張もあり自分の思うようなプレーができず、悔しい思いをしたので、今年は余計なことは考えずに臨もうと思っていました。でも、独特の雰囲気をやはり感じてしまい、その上、1回戦はここ最近で2連敗している相手だったということもあり、序盤から硬さが出てしまい、リードされる展開でした。精神的には良くない状況でしたが、最後まで相手と戦う気持ちを持ち続けてプレーできたことが、勝ちに繋がったと思いました。その後、予選決勝、本戦1回戦と、長身でパワーのある選手に3時間戦って勝ち切れたことはとても大きかったと思います。また、3時間を超える試合を3試合続けて戦い切れたことも体力的な部分で自信になりました。

大阪は、全日本ジュニアを毎年開催している靭公園の会場で、ジュニアの時は、毎回特別な緊張感の中で試合をしていた場所でした。プロになってからは初めての大阪だったので、とても懐かしい感じがしました。柏の大会が終わり、ほぼ休みなしで大阪の予選が始まったので、身体的にはきつかったのですが、予選で動きが落ちることなく戦えたことは良かったと思います。試合の結果は納得いきませんでしたが、この週はトレーニングもしっかり行うことが目的でもあったので、継続できたことは収穫でした。

また4月は、神戸のビーンズドームで開催されたイギリスとのフェドカップ国別対抗戦に、サポートメンバーとして1週間帯同させて頂くという、貴重な経験もさせて頂きました。フェドカップの試合は、ジュニア時代に1日、サポート応援に行ったことはありましたが、その前週の準備期間からの帯同というのは初めてだったので、試合以外の面でも沢山勉強させて頂きました。選手の練習風景や試合を見て、チーム力の素晴らしさや、最後まで諦めない気持ち、勝った時の喜びなど、普段は絶対に味わえないものをその場で感じることができたと思いました。今回は日本開催で、沢山の方が応援に来ていて、自分がこの緊張感、この雰囲気の中で試合をすると想像したら、今は、自信よりも大変な重圧の方を強く感じますが、今後この経験をしていて良かったと思えるように、そして私もこの舞台できっと戦える時が来るように、継続して頑張って成長していきたいと感じています。

5月は、岐阜80000ドル、福岡60000ドル、久留米60000ドル、軽井沢25000ドルと、日本での4大会に出場予定です。

村松 千裕

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