村松千裕選手 2019年2月 活動報告

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2月は、アメリカの25000ドルの2大会に出場しました。1月中旬から始まったアメリカ遠征の前半の2週間が終わり、2月初めの1週間は、カリフォルニアのテニスアカデミーで練習、トレーニングをしました。カリフォルニアは暖かいと思っていたのですが、思っていたより寒かったです。練習場所は、とても施設が整っていて、充実した練習ができたので、施設を提供して頂いた方をはじめ、関係者の皆様に本当に感謝しています。そのクラブで練習しているジュニアや、ヒッティングをして頂いた方とも交流できて、私も頑張らないとという気持ちになりました。1週間、カリフォルニアに在住しているそのクラブの日本人のご夫婦のお宅に泊めさせて頂き、美味しい日本食を食べさせて頂いた上に、沢山のお話もできて、とても楽しい時間を過ごすことができたことも有難く、嬉しいことでした。遠征期間中のとても良い息抜きにもなったとも感じました。

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アメリカ遠征の4週目は、アリゾナ州のSurpriseという場所のITF $25000大会でした。カリフォルニアからは車で約10時間かけて移動しました。初めてこのような長い距離を車で移動したので、良い経験になりました。結果は、シングルス、ダブルスともに本戦1回戦敗退でした。シングルスは予選からの出場でしたが、調子が上がらない中でも、考え方を変えて試合中に修正していくことができ、2回勝って予選突破できたことは成長を感じられました。本戦での試合は、自分の悪い部分が出てしまい、とても悔いの残る結果となってしまったので、もっと自分のことを良く知って改善していかなければいけないと思いました。

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最後の5週目は、また車でカリフォルニアまで戻り、San Diego から近いRancho Santa Feという場所での$25000大会に出場しました。リゾート地で大きなゴルフ場などもあり、とても綺麗なところでした。ジムやプールなど設備も整っていて、ホテルと会場が同じ場所にあったので、とても過ごしやすかったです。結果は、シングルス、ダブルスともに本戦1回戦敗退でした。この大会もシングルスは予選からの出場でしたが、2回勝ち抜いた後の本戦1回戦は、今回が4回目の対戦となる相手でした。前回の対戦で初めて勝利できていたので、今回の負けはとても悔しい思いでした。自分が思うようにいかない時に、試合中にどれだけ工夫をして勝ちに繋げるかということは、今後も課題になってくると感じました。結果的には1勝もできずに終わりましたが、最後のダブルスでは、自分の力を出せて、久しぶりに良いプレーができ、楽しく感じられたことは良かったです。

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5週間の遠征を振り返ると、自分の気持ちをいかに上手くコントロールして相手と駆け引きできるかどうかで、どんな時も勝ちに近づけられるのだと思いました。厳しさも感じましたが、この長期間の遠征でこそ学べたテニス以外のことも多く、それもしっかりと今後に生かしていきたいと思います。
3月は、中国60000ドルと、甲府25000ドルに出場予定です。

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村松 千裕

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