村松千裕選手 2020年2月 活動報告

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2月は、Nonthaburi(タイ)25000ドルと、HuaHin(タイ)WTA internationalに出場しました。
結果は、1週目がシングルス本戦1回戦、2週目は予選を突破して本戦1回戦敗退でした。
両大会とも2、3年前にプレーしたことがある会場でしたが、HuaHinは、コートの色がピンクになっていて、見た目はだいぶ変わっていました。

日本を出発してから4週間が経っていて、この2週間は特に疲れを感じていました。
体力的にも精神的にも難しい中で、1週目は自分の気持ちをポジティブな方向にもっていくことができなかったことが、勝ちに結びつかなかった要因だったと後から反省しました。
このような試合は絶対に繰り返さない、次にすぐ生かすことが大切と自分に言い聞かせました。

HuaHinは、予選からの出場でしたが、私は予選第2シードで、戦う相手は自分よりランキングが下の相手だったので絶対に勝ち抜きたい試合でした。プレッシャーがある中でも、先週の試合を思い出して、苦しい状況になってもとにかく良いプレーをするイメージだけを試合中に持ち続けて、集中することができました。予選2試合は、とてもタフな試合で、自分の気持ちが少しでも落ちたら結果は変わっていたと思うので、乗り越えられたことは自信になりました。予選決勝と本戦1回戦の間に1日空き日があり、いつもなら練習をして調整をするのですが、今回は体のことを1番に考えて、コンディションを整える時間にあてました。このように空き日を過ごしたことは初めてだったので、良いパフォーマンスが出せるのか不安もありました。でも、実際に試合をしてみて、3時間近い試合を走り切れたことや、休みを取ったことで集中力も上がったことなど、プラスの部分が感じられて、今後の遠征にも役立てていけると思いました。チャンスが多くある中で、結果的に競り負けてしまったことは、とても悔しく、「こうしていれば...」と思うことが沢山ありましたが、できなかったことは今の自分の実力だと受け入れて、できるようにしていく努力をしていこうと思いました。

2002_2.png2週間という短い期間の中でも、良くなかったことをすぐ次の試合で修正できたことは、今までより成長できていると感じられました。これからも上手くいかないときも、良くなっているところに目を向けて、できる限りポジティブに考えられるようにしていくことが、成長に繋がるのではないかなと思いました。

村松 千裕

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